🌿【妊娠18週】大腿骨が短い…

妊娠中期(16〜27週)

【妊娠18週】大腿骨が短いと言われた日のこと

2025年12月 / 入院生活・妊娠記録


12月1日。
この日は、妊娠16週・17週で指摘されていた “足の長さ(大腿骨)” をもう一度詳しくチェックしてもらう日でした。

胎児スクリーニングでは全体も隅々まで見てもらえるそうで、いわば 胎児の人間ドック のような検査。
でも検査中は何も結果を教えてくれないらしく、ただ静かにモニターを見守るしかありません。

特に心臓を30分以上じっと見続けていると、
「え…何か見えてるの?」
と不安でいっぱいに。

あとで聞くと、これは 赤ちゃんの体勢の問題で見えにくかっただけ とのこと。
それなら早く言ってほしいよね、本当に…。


🩺 12月2日の結果

翌朝、先生がいつものように病室に来てくれ、
4人部屋の真ん中でいきなり昨日の結果説明が始まりました。

■ 大腿骨:−3.2SD

統計的に “短い” と判断される数字。
ずずっと気にしていた部分だし、それなりに色々検索して可能性のある病気を調べていたのでかなりショックでした。

■ 体重:−2.2SD

個性の範囲(−2SD)より少小さめ。
こちらも気になる。でも「大腿骨が短いんだからそりゃ小さく出るよね」とも思ったり。

先生からは、この週数で足が短い理由として 染色体異常 の話が出ました。
トリソミー13、トリソミー18の場合、長くは生きられないケースが多いという話まで。

羊水検査をするかどうかも聞かれました。


💧 “もしそうだったら…” を想像するだけで涙が出る

まだ何も決まっていないのに、
頭の中で色んな病名が浮かんでしまう。

候補として調べたのは…

  • 軟骨無形成症
  • タナトフォリック骨異形成症
  • 先天性脊椎骨端異形成症

などなど。

もしそうだったら…
赤ちゃんが苦しい思いをする姿を想像するだけで涙が出る。
でも病室ではワンワン泣けなくて、声を殺して泣きました。

それでもどこかで
「泣くな、私。どんなあなたでも受け入れるから。ママが弱気になってどうすんねん!」
と自分に言い聞かせながら、でも涙が止まりませんでした。


🩺 羊水検査をどうするか

羊水検査で分かるのは “ごく一部”。

  • トリソミー13 / 18 / 21 はわかる
  • 骨の病気はわからないものが多い
  • 結果が出るまで 3週間〜1ヶ月

ただ確率だけの問題ではなく、
“やる・やらない” はとても繊細な選択だと感じました。


🌱 もう一人の先生の診察で心が決まった

11時ごろ、もう一度診察があり、別の先生も一緒に入院中の主治医がとても丁寧にエコーを見てくれました。

そこで聞いた言葉が、私を大きく救ってくれました。

「脳に異常は見られません」

もしトリソミー13・18のような重度の染色体異常なら、
18週前後で脳に特徴的な所見が出ることが多い そうです。

でも今のところ、

脳には異常なし。

この一言を聞いただけで、
胸の奥にあった重い石がすーっと軽くなりました。
本当にどれだけ心が救われたか…。

そして先生からは、羊水検査についてさらに説明がありました。

  • 出血の影響で正確性が下がる可能性
  • 今は絨毛膜下血腫があるため、通常より流産リスクが高まる
  • 妊娠継続を望む場合、メリットは少ない

この説明を聞いた瞬間、迷いは完全になくなりました。

羊水検査はしません。

私はこの子を産みます。
どんな子であっても、我が子を愛する覚悟はもう決まっています。


次のステップ

心臓は体勢の問題で見えにくかったため、
心臓専門の先生に診てもらえることに。

心臓エコーも改めてチェックしてもらう予定です。

複数の視点で見てもらえるのは、本当に心強い。


🌼 旦那が会いに来てくれました

少し気持ちが沈んでいたこの日、
仕事帰りに旦那が顔を見に来てくれました。

「神のみぞ知る、ってやつや。
わからんことは今悩んでも仕方ないし、
成長してくれることを祈ろう」

いつもの落ち着いた声でそう言われて、
張りつめていた心がふっと軽くなりました。

入院生活も3週間を超え、
出血も続き、
週末から体調も思わしくなかったけれど、
旦那と1時間ほど話しただけで元気が戻りました。

心に寄り添ってくれる存在って、本当にありがたい。


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